ジャンパー膝

2022.07.29

症状・症例: 学生に多い症状/疾患, スポーツ障害

部位:

ジャンパー膝とは

バレーボール・バスケットなどでジャンプを頻繁に行うスポーツや、サッカーのキック、ダッシュなどの動作を繰り返すなどのいわゆる『使いすぎ』が原因の膝のスポーツ障害です。

痛みを我慢しそのままやり続けていると靭帯断裂となり手術対象となります。

好発年齢

12~20歳

特に10代男性に多い

痛みの場所

ジャンパー膝の特徴

ジャンプ動作、ダッシュ、階段の上り下りの痛み

膝のお皿の下を押すと痛み

膝を伸ばした状態でもお皿の下に圧痛がある場合は

ジャンパー膝を強く疑います

病院では改善しない理由

ジャンパー膝は一般的に改善にとてもかかるスポーツ障害です。

 

ジャンパー膝は、膝の使い過ぎが原因と考えられています。

 

膝の使い過ぎによって、膝蓋靭帯に炎症が起きているため、
まずは「患部への負担を出来るだけ軽減させる処置」が行われるのです。

そのために、まずは患部に負担をかけないために「安静」が必要と考えられています。
より負担を軽減させるためにテーピングやサポーターをする事も多いです。

その他にも、周囲の筋肉をつける事で膝への負担を減らすという考えから筋力トレーニングをする、または患部への電気治療やマッサージで痛みを取ろうとする処置もあります。

 

今までジャンパー膝の治療を受けた経験があるのであれば、

「そうそう、そういう治療してきた!」という方もいるでしょう。

ジャンパー膝の治療では、患部へのアプローチばかりを施される事がほとんどです。

ですが、きっとそれでも痛みが改善しなかったのではないですか?

 

そうなんです。

ジャンパー膝はこれらの処置では、なかなか改善しない疾患なのです。

なぜ改善しないのか、疑問に思いますよね。

それは「痛みの原因と違う場所を処置しているから」です。

そもそもジャンパー膝の原因と考えられている「膝の使い過ぎ」は、単なるきっかけに過ぎず、根本の原因は他にあるのです。

 

私たちはこの根本原因を知っているので、長期間の安静期間を設けずに、早期の改善をさせる事が出来るのです。

おそらく一生懸命頑張っても短期間での効果は薄いだろうと推測できます。

私もスポーツをしてきましたから理解できます。

練習は休めないし休むとレギュラー剥奪される。

3年生だと数ヶ月安静と言われればそのまま『引退』となってしまう。

今まで頑張ってきた選手にとっては絶望的。

そういう状況ではじっくり治してはいられない。

なんとか短期間で治したい。

そういう気持ちだと思います。

 

当院では一般的なマッサージやストレッチでは改善が相当な時間がかかると理解していますので、なるべく早期に改善する特殊な施術を行っています。

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